ため池の測量 2024.12.18

久しぶりのブログの更新になります。令和6年も残り僅かとなりましたが、毎日走り回っています。師走とはよくいったものです。

さて、あるため池の改修工事に先駆けて、ため池内に仮設道路及び施工ヤードを造成する工事をおこなうこととなりました。着手前に地形測量(現況・横断測量)をしたいのですが、場所が場所なだけに気軽に中に入れません。

そこで登場するのが当社が保有するドローン『MATRICE300RTK』です!

足元の悪いため池の中に入り測量して帰ってこれなくなったら大変です。安全を優先してドローンを飛ばします。

この日は天気も良くて風もなく、絶好のフライト日和でした。測量自体は5分程度で終わるので、TSを担いで1日掛けて行ったり来たりする事を考えるととても効率的です。

メタシェイプにて処理中

会社に戻り、点群解析ソフトに取り込んで精度の検証等の作業をおこないます。

トレンドポイントにて点群処理

点群解析・精度検証等を終えると次に点群処理ソフトに取り込みます。

フィルタリング中

フィルタリングをおこない不要点を削除します。

取得した点群に平面図を重ねます。等高線や法面を見ると合致しているのが確認できます。

各測点の地形を抽出して横断図化します。

抽出した各測点の横断図を設計の横断図に重ねます。白の線が設計地盤で青の線が現況地盤(今回測量地盤)になります。

そうすると設計地盤と大きくかけ離れた断面が確認できました!これらも基に発注者と協議を進めていきたいと思います。

ドローン測量では人が立ち入れない場所(沼地や急傾斜地等)でも手軽に安全に測量ができるメリットがあります。今回はその一例をご紹介させていただきました。最後までご覧いただきありがとうございました。

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